Zeissのオールドレンズ その16 Ultron 50mm/f1.8 on EOS 5D Mark II
Ultron50mm/f1.8をEOS 5D Mark IIにマウントしての試し撮りその2であります。
さて、アウトフォーカスのボケ具合が何とも美しいこのレンズですが、ボケ味の「硬さ・柔らかさ」は輪郭のぼやけ具合に表れ、球面収差がちゃんと補正されているレンズほど軽減されて、その分ボケは硬くなるそうです。たとえば他の古いZeissレンズで、ある条件が整うと出現する特徴的なバックのボケ(これはこれで非常に魅力的 ^^)は、決して柔らかくはなく、ゴツゴツと自己主張をするんですが、同じZeissのこのレンズのボケはそれらとは全く一線を画するボケ味です。喩えて言えば丁寧に作られた非常に「滑らか」な舌触りのカスタードクリームか、最初は少し堅いけど口の中でフワッととろける生キャラメルと言ったところでしょうか。(^^)
ガムを噛みながら同時にかっぱえびせんを食べると、ガムが口の中でスッと消えるらしい…やってみましたらこれホント!
前回はこのレンズの特徴がよくわかるようにほとんど撮って出しのラインナップでしたが、今回は少しDPPで手を加えて、いつもの私の画風に近づけたものを何枚かUPしてみますね。(^^)
うーむ、このボケ味は陶酔の味覚~。(^^;)
by senbei-s
| 2011-01-12 19:59
| Zeiss M42